ATF交換レポートがセイジさんより届きましたので、紹介させていただきますっ!
交換はA2軍団管理人さんであるたけちゃん@管理人さん宅前、路上ガレージで行われたようです。(^^)
では、交換レポートスタート!(^^)
-必要なもの-
パーツ(パーツ相模さん等で購入できます)
オイルパンパッキン、フィルターガスケット(紙製)、フィルター(丸型金網)
ATF(6リットル程度)、デキシロンIII
パーツクリーナー
道具
ソケットレンチ・ドライバー
電動オイルチェンジャー(無くても可)
オイル用漏斗(ジョウゴ)、廃油パン、空ペットボトル、オイルパックン(廃油捨)
まず車前方をリジットラックに乗せ作業スペースを確保します。(出来るだけ高く)
ATFのオイルパン(以下パン)は、ATFレベルゲージの真下あたりにあります。
パンは4本のボルトで止まっておりますが、その前方にパンガードがパンの前方についておりこちらを先に外します。
(写真がありませんが、見れば判ります)
-オイルパン外し、ATF抜き取り-
ATFの抜き取りは、エンジンオイルのようにドレインボルトがありませんのでパンのボルトを緩めながら、その隙間よりATFを抜きとります。まず後方のボルト2本緩めボルトを抜き取ります。 その後前方の2本を緩めますがその過程で、ATFが漏れはじめます。
(顔、体にATFを浴びないように注意)
この時点で廃油パンを敷きエンジンオイル抜きと同じイメージで、ATFが全て流れでるのを待ちます。(パンは外しません)
流れるのが止まったら、ボルトを全て外し、パンとゴムパッキンを外します。
外したパンです。
-パーツ交換、組み付け-
パンを外したら、ATFの最下部が露出し、フィルターのカバー(金属製のひょうたん形したもの)が見えます。
オイルパンを外した、AT最下部の写真です。一番最下部の出っ張り部分が、フィルターのカバーです。真ん中のビスと、もう一本を外すと中から丸いネットが出てきます。写真の通り、ビスだらけですので、結構間違えやすいです。
フィルターのカバーです。
このカバーのプラスネジ2本を外し、カバーを外すとフィルターと、紙ガスケットが内側についており、それも取り外します。
このとき、カバーとフィルターに、金属粉が沢山出ていることがわかります。カバーはパーツクリーナー等でよく洗浄し、紙ガスケット、フィルター、ゴムパッキンを新品に交換して、外した手順の反対に組み付けオイルパンを元通り装着します。
(最初に取り外す際、組み付けをよく覚えておいて下さい)
-ATF注入、循環入れ替え-
抜き取ったATFと同量のATFをレベルゲージ穴より注入します。(2−2.5リットル)
この際、蛇腹ホース付のジョウゴが有ると便利です。
エンジンを始動して、Dレンジにシフトしてしばらくタイヤを空転させます。1−2−D,R等シフトして、ATFを循環させます。
空転出来ない場合は、走行してください。
ここから、オイルチェンジャ−の登場です。
しばらく空転させた後、レベルゲージ穴よりチェンジャーで吸い出します。その際、空のペットボトルに抜き取った廃油を溜めて量を測ります。このチェンジャーで抜き取れる量は約1.5リットルくらいです。チェンジャーが無い場合は、再度オイルパンより抜きますが、注入・抜き取りを2−3度繰り返しますので、大変な手間となります。
軍団の方で、注射器を利用して抜き取った方もおります。
抜き取ったら、同量のATFを注入し、再度エンジンを始動し、Dレンジで空転させます。
これを何度か繰り返し、ATFが綺麗になるまで行います。
(私の場合は3回繰り返し、合計6リットルのATFを使用しました)
-ATF量レベル合わせ-
ATFレベルは水温が適温時に、エンジンを運転させながらNポジにて計ります。
レベルゲージの2個の穴の中間にレベルがあれば適量です。
多くても、少なくてもトラブルの原因となります。
-オイルチェンジャーについて-
作業当日はたけちゃん@管理人さんのものを拝借しましたが、あまりにも便利なため後日同一品をホームセンターにて購入しました。メーカー 日興電機工業製、電動式エンジンオイル交換機(ブランドは何故かYOKOYAMA) 購入価格¥2,980(安い)電源は、バッテリーターミナルより取りますので、野外作業も問題無し。 エンジンオイル、ATF、パワステオイルの交換に使える優れ物です。
交換作業雑感。
1.
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コストコで、安価なデキシロンIIIが入手できたのでジャブジャブ
惜しみなく使用しました。(200円以下/リットル)
普通のカー用品店では、1000円/リットル以上するみたいです。 |
2.
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フィルターに付着していた金属粉を取り除いただけでも、精神
衛生上非常に良かったと思います。 |
3. | オイルチェンジャーは有れば非常に便利。しかも安価。 |
4.
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オイルレベルは必ず、エンジンを回しながらNポジで計る事。
停止時に計ると、1リットル以上多く表示されます。 |
5. | 交換後は、シフトショックが激減しました。 |
ATF交換後にATが不調になる時があり、GS等では外車の交換をしない店があるようです。
ATは精密機械ですので、交換は専門店がオススメです。
DIYの場合は、あくまでも自己責任であることをお忘れなく。
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セイジさん、情報ありがとうございますっ!長年ATF未交換で、 はじめてATF交換する際はATF自身の交換だけで無く、ここまですべきだと思います。ATFだけ交換したために逆に沈んでいた金属粉が詰まりを起こして故障したという話も聞きます。(もちろんそうじゃない場合もありますよっ!)もりもりも是非同じ作業がしたいです!(^^)/